CAE事業のワンストップサービスサイバネットシステム(4312)では、6月23日に井上惠久社長(=写真)が会長に就き、田中邦明代表取締役副社長が社長に就く。井上社長は「取締役の平均年齢は46歳となる。若いエネルギーで経営していく」と説明した。
同社はCAE(コンピュータ・エイディッド・エンジニアリング)事業を行なっている。CAEとは、工業製品の設計や開発の工程を支援するコンピュータシステム。たとえばメーカーが製品や部品を開発する際に、設計や試作、仮想実験などをコンピュータ上で行なう。実際の試作や実験回数を減らすことで、開発期間の短縮や人件費を含む開発コストを削減する。
同社はそのシステムの開発・提案・販売や、ソリューション、コンサルティングなどを行なっている。この分野では20年以上の実績を持つ“老舗”企業であり、リーディングカンパニーでもある。一部の分野では高いシェアを占め、ほぼデファクト・スタンダードとなっているものもある。
CAE事業を端的に表しているのは、同社のコーポレートスローガン「つくる情熱を、支える情熱。」だ。
同社のCAE事業は、メカニカル、制御・数値解析、回路設計・光学系の3分野。おもな客先は自動車、電機、教育などである。
近年の傾向として、複合的なシミュレーションや解析のできるシステムや、組織的に導入するケースが増えており、より複雑化・高度化したシステムの需要や、一商談あたりの大口化が進んでいる。同社ではこれに対応し、コンサルティングや技術者教育、導入効果のプレゼンテーション等まで幅広く行なっている。
このほか、ネットワークソリューション事業や、新事業として、創薬・生命工学、ナノテクノロジー、MATLABシステムを活用する周辺事業も開始した。
中長期計画の目標は、2009年度に売上高400億円、経常利益60億円、2015年度に売上高500億円。新たに社長となる田中副社長は「CAEのワンストップソリューション企業を目指す」としている。

























