
総合スパイスブランド確立へ
ギャバン(2817・JQ)の2006年2月通期連結決算は前年比増収増益となった。
同社はスパイス原料の調達から生産、販売まで一貫体制で行なう日本唯一の「香辛料総合企業グループ」を標榜。コショウなどの香辛料、香辛料の混合調味料、加工食品、製菓材料等を扱っている。業務用が主だが、最近はハウス食品と提携をし、家庭用商品の売り上げ拡大にも力を入れている。
稲田新社長は「ローマテリアルの輸入から工場での処理、製品化、パッキング、販売まで一貫で行なうオンリーワン企業を志向する」と説明した。
同社は昨年10月に2010年度までの中期経営計画を発表。商品構成、生産・物流体制、検査体制等を再構築しており、ブランド力のいっそうの向上や、効率的かつ安全安心な商品づくりと販売を図っている。
今秋には栃木県足利市に関東事業所を竣工する。2010年で売上高120億円、経常利益17億円を目指す。
具体的には、たとえば商品アイテムカットを行なっている。3年前に5000アイテムだったものが、今年度は2700アイテムにまで絞り込む。
検査体制の整備は、厚生労働省の『ポジティブリスト制度』(一定以上の農薬等が残留する食品の販売等を禁止する制度)の今年5月末からの施行に対応するもの。また、原料のトレサビリティ(追跡できる)を充実する。
マレーシアのペナンの拠点は、集荷だけでなく、製造や検査ができる体制とする。現在、同拠点からは、東南アジア13カ国向けの輸出をしているが、今後は日本向けの商品づくりもできる体制とする。
中計では「GABANブランドの鮮度向上」を掲げている。消費者調査によると、多くの人が「飲食店のコショウ」の会社と認識しているという。今後は、総合スパイスメーカーブランドとしての認知度を高めていく。
文献によると、漢方薬の半分はイコール香辛料なのだそうだ。同社では今後、スパイスの薬効や健康効果を消費者に向けて発信する施策も進めている。

























