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2013年01月31日

サンコーテクノの洞下英人社長に近況と展望を聞く

【サンコーテクノの洞下 英人社長に聞く】

 トンネルの天井板落下事故で道路、トンネル、橋、建物などの維持保全・補修や耐震補強の必要性が急速に強まっている。サンコーテクノ<3435>(JQS)の事業は丸ごと耐震補修・補強関連といっても過言でないほどでありビジネスチャンス到来といえる。同社の洞下英人に近況と展望を聞いた。

サンコーテクノの洞下英人社長に近況と展望を聞く

■「あと施工アンカー」、「引張荷重確認試験機テクノテスター」で豊富な実績

――笹子トンネンルのコンクリート天井板が落下して大きな事故となりました。コンクリート天井板にはアンカーが使われていたようですが。

 【洞下社長】 トンネルの天井板設置の際に天井部分に使われていました。なぜ、アンカーが抜け落ちたかという原因については、現在、調査・検討委員会当局によって検証中のため推測で申し上げることは差し控えたいと思います。

――般論としてお聞きします。笹子トンネルは開通して35年経過しているうえに最近の地震多発も原因としてあるのではないかと言われています。

 【洞下社長】 一般論としては、いろいろな要因が考えられると思います。本件のアンカーは接着系アンカーで固定されていました。接着剤の経年劣化やコンクリートの経年劣化も考えられます。または、多発する地震によるコンクリートへの影響も考えられます。現在、こうした検証が多角的に進められています。

――御社はアンカーの大手として、どのような協力をされていますか。

 【洞下社長】 現場では、実際に施工されているアンカーの引張荷重確認試験が行われました。どのていど引っ張る力に耐えられるかを確認する試験です。この試験では弊社の『あと施工アンカー用引張荷重確認試験機 テクノテスター』が使用されました。

■コンクリートに何かを固定するアンカーでは、『片面施工の魔術師』

――ところで、改めて、「あと施工アンカー」はどのようなものでしょうか。分かりやすくお願いします。

 【洞下社長】 コンクリートに何かを取り付けるときに用いる、いわばコンクリート用のネジや釘のようなものです。皆さんはモノを固定するときにボルトとナットで締め付け固定すると思います。貫通穴であればボルトを差し込み、反対側からナットで締め付けられます。しかし、コンクリートでは片側からしか作業が出来ません。それでも、しっかりと強度を保ち固定させなくてはいけません。このように、コンクリートが固まった後にドリルで孔をあけ固定することから「あと施工アンカー」と呼ばれています。当社は、1964年の創業以来、「常に片側からいかに施工するか」を考えて取り組んできました。『片面施工の魔術師』と自負しています。

――日本には老朽化した構造物は多いと思います。御社にとってビジネスチャンスではありませんか。

 【洞下社長】 東京オリンピック当時に作られた道路、橋、建物の老朽化が進んでおり、これからもその様な建物等は増えていきます。当社では早くから、いずれ維持保全・補修や耐震補強が必要とされるときが来ると想定して試験機の開発にも取り組んできました。『テクノスター』(1台46万円〜140万円)は発売して15年になります。今後はレンタルとしての需要も見込めると思います。

――方のアンカーについても有望とお見受けしますが。

 【洞下社長】 当社にはアンカーについても歴史と多くのノウハウがあるので世間のお役に立てる機会が増えてくると考えています。例えば、接着系アンカーと金属系アンカーの両方の良いところを活かしたコンポジットタイプのアンカーです。現在、耐震補強工法に採用されるなど花開く時を迎えたと思います。今回の中央高速道の事故の原因がはっきりすれば、それに対応した提案も検討していきます。また、最近では海外から低価格品が流入していますが、今後はいっそう品質に対する認識は高まると考えていますので、この点でも材質、工法、技術などの面から安心して使える製品の提供を一番に心掛けております。

 その他、太陽光発電パネル設置用のアンカー需要は好調に推移しています。特に地盤に直接施工する『ディー・アーススクリュー(写真)』はメガソーラー物件など多くの引合いを頂いています。これまでアンカーは建築用が主体でしたが、これからは土木用の伸びを大きく期待しています。

――ありがとうございました。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:53 | IRインタビュー