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2006年10月24日

MORESCO、アメリカでダイキャスト用の離型剤を製造・販売へ

moresconakano.gifMORESCO(5018・JQ)

 MORESCO(5018・JQ、登記社名=株式会社松村石油研究所)は特殊潤滑油、素材、ホットメルト接着剤などの化学品の開発、製造、販売を行なっている。
 先般、発表した8月中間決算は前年同期比で大幅な増収増益となった。17日にひらいた中間決算説明会で、中野正徳社長は新製品や新規事業についても紹介した。

 アメリカの子会社で日系自動車メーカー向け製品を生産すべく、今年5月から現地で市場調査等を行なっている。想定しているのは、ダイキャスト(金型鋳造)用の離型剤。自動車メーカーの現地技術者らを対象に、少量塗布、長寿命の高機能性をプレゼンテーションしていく。
 同様の製品は、すでに中国の日系メーカー等で、欧州系製品を抑えて高いシェアで採用されているという。

 今期、大きく伸長しているのは合成潤滑油部門のなかの「ハードディスク用潤滑剤」だ。
 この製品は売上高全体に占める構成比はそう大きくないのだが、数量、売上高とも前期比7割前後の伸びを示している。
 ハードディスクドライブのトップメーカーで、今この分野で一人勝ちと言われているシーゲート社が、潤滑剤は100%MORESCO製品を使用しており、その好循環が寄与しているようだ。
 中野社長は、
「ここしばらくは予想を上まわっていく可能性がある」
と指摘した。

■話題のリチウム電池関連製品は……

 同社はまた、リチウム電池向け製品も出している。説明会の質疑では、最近、ソニー製品の事故で話題になっている、この分野についての質問も出た。

 中野社長は私見としながらも、次のように答えた。

 リチウム電池のセパレータは、世界市場の7割を日本メーカーが生産している。主要サプライヤーである旭化成とトーメン化学などにヒアリングをしているが、ソニー事故の影響についての正式なコメントは受けていない。
 現状はソニー向けと新規受注分でフル生産の状況にあるという。取替え用と新規用で、足元は受注が増える可能性がある。
 現在、中国や韓国メーカーのリチウム電池や関連製品はまだ「安かろう悪かろう」のレベルにあるが、需給が逼迫すれば採用が進む可能性もある。とくに韓国メーカーの技術は日本のレベルに追いつきかけている感触がある。
 正常な市場に戻った時、日本メーカーは従来どおりにシェアを維持できるのだろうか、と心配している。



提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:01 | 気になる新技術