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2006年10月20日

競争力ある介護施設づくりで高入居率、高収益

メディカル・ケア・サービス(2494・名セ)
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 メディカル・ケア・サービス(2494・名セ)は介護施設事業を行なっている。現在、全国に76ヵ所ある『グループホーム』事業を柱に、最近、『介護付き有料老人ホーム』事業にも参入した。
 グループホームとは、認知症(痴呆症)高齢者を対象とした、少人数の共同生活型の介護・リハビリホームのことだ。
 山中一範社長は
「介護保険制度のなかで、認知症介護はとくに専門性と奥行きの深い分野であり、常に重視される分野だ」
と指摘する。今年4月に実施された介護保険制度改正でも影響を受けず、今後も需要は伸長すると見込まれている。
 一方、介護付き有料老人ホーム事業は、第1号物件『アンサンブル大宮』を今春、さいたま市でオープンした。

●「土地活用」の観点から「介護施設」

 同社のホームは、地主に建物を建ててもらい、同社が借り上げ、運営を請け負うという形を取る。
 同社にとっては資産を保有しないため、リスクマネジメントを図れるとともに、利用料金等を比較的抑えられて、利用者のメリットにつながる。地主は土地を手ばなすことなく、介護施設という形で社会貢献ができる。
 親会社が不動産・建設業の三光ソフラン(1729・HC)であるため、最適な土地活用という観点から介護事業を行なうからだ。

 同社施設の特徴は、他社にない入居率の高さ。グループホームでいうと、新設から3ヵ月以内に満室となり、4ヵ月目から単月黒字、入居率は常時95%以上。業界1高い数字である。

●高い入居率の理由は

 グループホーム、老人ホームとも、入居率が高い理由はいくつかある。

 ハード面では、扱いやすい特注の椅子をはじめとした、充実した設備。

 ソフト面では、食事の質の重視。
 外注せず、自前で、できるだけつくりたてのものを提供する。塩分や糖分を控え、栄養バランスの取れた献立はもちろん、良い素材を仕入れ、全メニュー、美味しいものを出す。山中社長自ら、試食してチェックする。「食事は高齢者にとって楽しみであり、栄養、健康、元気の源になる」との考えからだ。

 ソフト面のもう1点は、人材だ。社内研修に力を入れており、全国の自社介護施設をつないだテレビ会議で朝礼や情報交換を行なっている。

 コストコントロールを行ないながらの、これらの施策により、「美味しい食事と人材という差別化により、逆に収益を生み出している」と山中社長は説明する。「競争力のある施設ができたと思う。今後展開するM&Aでも、こうしたノウハウを活用していく。収益をあげる、本格的な成長の時期に入ってきた」

●総合的な介護事業展開へ

 今後は総合的な介護事業を展開する。
 参入当初から全国展開を想定し、地域子会社を全国主要都市に設立済みのため、人口10万人規模の都市なら北海道から九州まで、全国どこでも対応できる。M&Aを含め、グループホームは年20棟、老人ホームは大都市圏で5ヵ所というペースを目指している。

 同社は1999年に三光ソフランの子会社として設立した。
 それまで山中社長は大手生保会社で代理店管理の北関東統括や保険新商品企画を行なっていた。三光ソフランの高橋誠一社長と介護事業の情報交換を定期的に行なっているうちに同社に興味を持ち、2002年2月に専務として入社し、同年6月、社長に就いた。

 全く異なる業種からの転身となったが、山中社長は「どんな業種でも、事業の基本は変わらない。お客様のニーズを把握し、業種ごとの法律・規制等に合致する、より良いサービスを提供して、お客様が増える仕組みをつくることだ」と言う。

 まずは早期にグループホーム100棟、老人ホーム来期5ヵ所を達成し、さらに全国のネットワークを広げ、ショートステイ(短期預かり)やデイサービス(日帰り介護)、訪問介護といった新事業も展開していきたいと意欲を見せている。
「将来的には、高齢者と介護者を対象に、さまざまなサービスを提供できる会社にしていく。介護事業にとどまらない成長性にご期待いただき、長く応援していただきたい」



提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:04 | 社名と企業戦略