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2011年09月21日

「知恵と信用と忍耐」を武器とした経営のイントランス:麻生正紀社長に聞く

 回復傾向にあるとはいえ厳しい不動産業界。中古ビル再生事業において、すばらしい1人当り売上と利益を誇るイントランス<3237>(東マ)。その秘密は、「知恵と信用と忍耐」を武器とした経営。同社の麻生正紀社長に聞いた。

「知恵と信用と忍耐」を武器とした経営のイントランス:麻生正紀社長に聞く

★『知恵と忍耐と信用』武器に厳しい不動産業界で勝ち組に

――個人投資家の皆さんが、まず最初に関心をもたれるのは社名だろうと思います。社名には、どのような思いが込められていますか。

 【麻生社長】 イントランスの英語名のINTRANCEは、知恵という意味のIntelligence、信用のTrust、忍耐のPerseveranceを組み合わせた造語です。会社がどのような困難に直面しても知恵を出して乗り切り、逆風が吹いたらじっと忍耐強く耐え、最後には必ず信用を勝ち取る、という考えから名づけています。

――「心構え・気構え」を大切にされているようですね。

 【麻生社長】 そうです。当社の強み・特長のひとつに人材力があります。少数精鋭のプロ集団による効率経営です。会社成長の礎は人材にあるという考えです。このため、社員一人ひとりの物事に対する考え方、取り組む姿勢を大切にしています。たとえば、『成功の反対は失敗ではなく妥協である』という考えから、どのような局面においても妥協なきよう物事を解決に導くように必死で考えること。さらに、『どんな高い目標であれ、基本に充実に正しいやり方で忍耐強く最後までやり抜く』という精神の周知徹底を図っています。『一時的に成功したとしても自己革新力のない企業は継続した成長ができない』、『環境に適応できず自分で自分自身を変えられない企業は生き残れない』と考えています。このため、日々の仕事の中で感じた少しの変化でも社員全員が共有し、常に最新の動向を見極めるようにしています。そして、変化する社会に対し、『チャレンジすること』と、『困難や競争を回避しないこと』です。このための意識として、物事を成し遂げるために『積極的にチャレンジ』し、『絶対に解決してやろう』という強いハートを全社員が持つことです。さらに、実行した個々の内容を具体的に分析し因果関係が明確になるまで『考え抜く』ことが大切です。まさに、当社は「知恵と信用と忍耐」を武器とした会社です。

★社員16人のプロ集団による「ハンドメイド型不動産再生事業」

――少数精鋭のプロ集団ということですが、従業員は何名ですか。

 【麻生社長】 16名です。私は、社長に就く前の会社では、国内外の年金、財団基金等のいわゆる機関投資家の運用受託を手がける会社で運用を担当していました。この経験から当社の主力事業である不動産の再生事業は熟知しています。他の社員もプロばかりです。したがって、物件の潜在価値を見出す評価能力とその価値を引き出す企画力に当社の強さがあります。また、物件の仕入れ〜バリューアップ〜売却までを1人の担当が行う一貫体制という強みもあります。結果、社員の高いモチベーションを実現し、1人当たりの売上、利益の高いことが最大の特徴です。

――業界で中古ビル再生を手がけられているところは多いと思います。御社の強さ・特徴については、お話しいただきましたが、個人投資家の皆さんに、もう少し分かりやすくお願いします。

 【麻生社長】 たとえば、身近な、お菓子のケーキで説明しますと、ケーキに生クリームを加え、出来上がったケーキをデパートなどで販売する場合、当社は製造から販売まで一貫して手がける体制を構築しています。しかし、最後までやろうとすれば利益だけではなくリスクも大きくなるため、現状では生クリームを加えたところで卸販売もします。身の丈にあったビジネスに徹しているのが当社の特徴です。とくに、ビル等は金額が大きいため、この考えは重要です。現在のように不動産市況が停滞すると、予定していた価格での売却は難しくなります。当社は、たとえば購入者のファンドに、どういうものが受けるかを徹底的に分析し提供します。

――企画力ということですか。

 【麻生社長】 そうです。金額ありきで臨んではいません。地域性、利便性など個々の物件ごとに分析、検討し最適な再生を行うことで価値を高めます。駅の近くに中古ビルを所有している貸し手(オーナー)がいた場合、物件は古いが駅に近いからオフィスのニーズは必ずあるはずと考えます。一方、借り手(テナント)の中には駅近くで飲食店に適した物件はないかと探している借り手もいます。この両者のニーズのギャップを埋めることが当社のビジネスの基本です。とくに、貸し手が考える物権の用途、価格、広さ等が必ずしも借り手(テナント)のニーズと合致しているわけではありません。当社は周辺調査やヒヤリングによりそれらのギャップを識別し、潜在価値の高い物権を選出し仕入れます。一方、顕在化している借り手だけでなく、潜在的な借り手のニーズを把握・想定し、対象物件の潜在価値を最大限に高めることができる企画を練り上げ、借り手のニーズに合った物件を提供します。まさに、「ハンドメイド型不動産再生事業」が当社の特徴であり強さです。

★今後の業績の伸びに自信

――今期の業績と先行きの業績展望についてお願いします。

 【麻生社長】 2012年3月期から連結決算となります。去る、8月10日に公表の数字では売上13億8000万円、営業利益2億8000万円、純益2億円、1株利益1388円の見通しです。配当は未定です。賃貸管理、建物管理(プロパティマネジメント)、コンサルなどの不動産ソリューション事業にも力を入れています。当社は自己ポジションでの投資というプリンシバルインベストメント事業であることから外からの制限を受けることなく、自らの企画・立案で力を発揮することができます。このため、今後の業績は、かなりのスピードで伸ばすことができると思います。

――ありがとうございました。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:39 | 社名と企業戦略