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2006年07月19日

プライム・リンク(2720・HC)

p.yamaguchi..gif新社長就任
業績V字回復へ 投資家の熱い期待


 プライム・リンク(2720・HC)は1995年、ベンチャー・リンク(9609)の子会社として設立した。当時は『ベーカリーレストラン サンマルク』のフランチャイズ事業を行なっており、サンマルクの理念が「プライムタイム=最高のひと時を提供する」だったので、そこから「プライム」を、ベンチャー・リンクから「リンク」を取って『プライム・リンク』とした。いまは資本関係はなくなり、グループ企業ではなくなっている。
 現在のおもな事業は、『炭火焼肉酒家 牛角』(250店)と『釜飯と串焼 とりでん』(100店)のエリアフランチャイズ事業、『居酒屋ダイニング おだいどこ』(8店)の直営・フランチャイズ事業である。

 山口伸昭社長は今年6月に就任した。
 その直前の5月に発表した2006年3月期業績は売上高が前年比減収、経常・純損益は赤字転落。米国産牛肉の輸入停止や鳥インフルエンザによる消費・出店意欲減退といった逆風に加え、減損損失や貸倒引当といった特別損失を一挙に計上したゆえの減収減益とはいえ、厳しい業績環境での社長就任となった。
 V字回復に向けて打ち出した施策の柱は5本。『おだいどこ』を中心とした新規出店、牛角など既存店へのテコ入れ、新業態の開発、M&Aなどの戦略的事業展開、調達の全面見直しをはじめとするコスト削減である。
 これにより、2007年3月期は売上高43億0800万円と経常・純利益の黒字転換、2009九年3月期に売上高54億1500万円、経常利益4億7400万円、純利益4億5400万円を目指す。

 現在、力を入れているのは自社ブランドの新業態『おだいどこ』だ。
 特徴は、半個室で落ち着いて飲めるが、客単価は3000円程度と抑えた点。また、お酒中心の都心繁華街と、料理中心の郊外ロードサイト店と、両方に出店できるのも特徴だ。3年間で150店規模を目指している。
 一方、既存業態の牛角、とりでんは一時期の消費不振や収益悪化から回復してきている。
 今後の新業態としては、今年9月に東京・高田馬場にオープン予定の『ぱすたんぱすた』と『韓式辛鍋酒家』(仮称)。
 前者は焼きたてパン食べ放題と生パスタ料理の店で、後者は肉や野菜、魚介類を韓国風スープで煮込む鍋料理店。前者はカフェ人気、後者は韓流ブームに対応し、女性客を狙っている。

 現在、同社傘下の店舗は350店あり、全国売上ランキングは65位となっている。これを3年後に500店、45位へ、さらに10年後には1200店、ベストテン入りを目指す。
 将来的には「海外へのグローバル展開をしていきたい」と山口社長。海外展開が対消費者、対投資家のネームバリューや社内のモチベーションに好影響を与えることは、フォルクスの社長時代に経験済みだ。

 対投資家といえば配当。現在は無配だが、その分株主優待を厚くしている。店舗での優待(食事券贈呈)なのだが、最近の株価で配当利回りに換算すると7%近い高水準になる。優待配当は山口社長の発案で今年度から中間と期末に分けて出すことになった。
 最近は個人株主が増えており、この1年間でほぼ倍増し7000人を超えた。山口社長は言う。
「6月に開いた株主総会後の説明会で、投資家の皆様から積極的な質疑をいただき、業績回復への期待をいただいていると感じた」
 ある個人投資家から「前期は業績がかなり悪化したので株を手放そうと思っていたが、説明会を聞いて、会社が大きく変わろうとしているのを感じ、投資を続けることにした」と言われたそうだ。
 神戸らんぷ亭社長、フォルクス社長を歴任してきた手腕に期待がかかる。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:30 | 社名と企業戦略