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2010年11月22日

アドアーズの中川健男社長に聞く:ゲームセンターを装置産業からサービス産業へ

■ゲームセンターを装置産業からサービス産業へ転換、業績向上

 ゲームセンター(アミューズメント施設)運営を、従来の装置産業からサービス産業への転換により、消費不振をチャンスと捉えて業績を伸ばしているアドアーズ<4712>(JQS)。今3月期は営業利益76%増益の見通し。この日本流、「おもてなし」が評価されて、マカオのカジノホテルへ進出が決まった。中川健男社長に取組を聞いた。

アドアーズの中川健男社長に聞く:ゲームセンターを装置産業からサービス産業へ

■厳しい状況を逆にチャンスととらえ、マーケットシェアの獲得戦略を推進

――国内の消費は厳しい状況です。御社の主力事業のゲームセンター運営(アミューズメント施設運営)の事業環境はいかがですか。

 【中川社長】 やはり、リーマンショックによる影響が強く現れています。生活防衛意識の高まりによる消費マインド減退の影響が、とくに、客単価の落ち込みとして顕著に出ています。以前は不況に強い業界でしたが、今回は、これまでと違う厳しさです。

――その中で、御社の「月次・売上」を拝見しますと、今年4〜6月は減少でしたが、7月、8月は前年を上回る回復となっています。

 【中川社長】 既に、リーマンショックの前から業界では淘汰、再編の流れがありました。当社はこの厳しい状況を逆にチャンスととらえ、マーケットシェアの獲得戦略を推進しております。客単価の下落はありますが、半面、集客は好調で既存店の売上も今年の夏頃から回復が見えるようになっています。9月の売上は残暑が非常に厳しかった影響で前年をやや下回りました。しかし、基調としては、ゆるやかながら回復に向かっているとみています。

■女性層、ファミリー層への拡大に取り組む

――どのような取り組みをされていますか。

 【中川社長】 顧客層の中心である20歳代、30歳代の男性に加え、女性層、ファミリー層への拡大に取り組んでいます。たとえば、10〜30歳代女性の注目度が非常に高い、国内最大級のファッションイベント『東京ガールズコレクション』に出展・協賛しました。ターゲットを女性に限定した初めての試みでしたが、反応は非常に良く、手応えを感じています。このほか、とくに、全社挙げて取り組んでいることにサービス力の強化があります。これは、アミューズメント施設運営は、装置産業ではなくサービス産業であるという考え方への転換が原点で、高いホスピタリティと家庭では味わえない雰囲気を味わってもらえるよう努めています。顧客のニーズは日々多様化していますので、ボイスカード(意見カード)のデータベース化によって小さいことでも1つ1つ改善に取り組んでいます。上質な接客サービス提供に力を入れています。

■日本流「おもてなし」が評価されマカオに進出

――「マカオ」への進出も、こうしたサービス面が注目されたということでしょうか。

 【中川社長】 そうです。当社の接客サービス重視の運営がマカオのカジノホテルのコンセプトにマッチするということで話が来ました。すでに、現地法人を設立し、現在は各種手続きの最終調整を進めています。マカオでも最近はファミリー層が増えているということで、日本流の「おもてなし」の接客サービスが注目されています。マカオで成功すれば他の地域への展開も考えたいと思っています。とくに、中国は魅力的なマーケットだと思っています。

――売上構成では、アミューズメント施設運営事業が76.8%、もうひとつの柱の設計・施工事業が17.6%です。こちらの状況をお願いします。

 【中川社長】 中・大型パチンコホールの内外装工事を得意としており、安定的に受注を獲得しています。このほかに各種飲食関連や娯楽施設などにも積極的に受注活動を展開しています。第2四半期(4〜9月)では、昨年の大型受注の反動でこの部門の売上は前年同期に比べ28.5%減少しましたが、概ね計画通りです。下期には10億を超える案件が控えています。

■利益重視の姿勢で業績アップを!

――今3月期の見通しをお願いします。

 【中川社長】 引き続き消費の厳しさは予想されます。客単価が低下傾向の中で、ゲームマシンの高額化は依然止まらず、コスト高の傾向はつきまといます。しかし、新規顧客の獲得をはじめとした集客は好調であり、これらの厳しさを補っていけるものと考えております。施工案件もある程度見通しが立っており、11年3月期は売上3.7%増の270億円、営業利益76.8%増の15億円、純益47.9%増の4億円、配当は年3.5円の見通しです。当社の株主のみなさんには長期で保有していただいている方々が多くおられます。たいへん、ありがたいと思っています。今後も利益重視の姿勢で業績を上げ、配当でお報いしたいと思っています。ご支援よろしくお願いします。

――ありがとうございました。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:28 | IRインタビュー