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2010年09月02日

プラマテルズ:井上正博社長に『誠』と『ハーモニー』重視の経営展開を聞く

 プラマテルズ<2714>(JQ)は合成樹脂の専門商社。今年6月22日に大手商社「双日」出身の井上正博氏が新社長に就任した。子供のころからと学生時代に打ち込んだ剣道とトロンボーンで得た、「誠」と「ハーモニー」の心を大切とした経営を目指す。海外勤務経験も豊富で東南アジアを中心とした同社の海外事業展開に積極的に取り組む。

プラマテルズ:井上正博社長に『誠』と『ハーモニー』重視の経営を展開を聞く

――今年6月22日の定時株主総会後の取締役会で社長に就任されました。少し、自己紹介をお願いします。

 【井上社長】 出身は茨城県水戸市です。昭和51年に新潟大学人文学部を卒業して、当時の日綿実業(現在の双日)に入りました。平成13年に合成樹脂事業の第二部長、その後、プラネット(現、双日プラネット)の執行役員・包装資材部長、平成19年より3年間双日台湾の社長を務め、今回、プラマテルズの社長に就任という経歴です。海外勤務経験は、ニューヨーク勤務が2度の合計6年半、台湾が3年です。

■剣道の精神の「誠」は、私の物の考え方、心のよりどころの基本

――どのような学生時代でしたか。

 【井上社長】 小学生の頃は、水戸という土地柄もあって、剣道に明け暮れていましたね。剣道の精神の「誠」は、私の物の考え方、心のよりどころの基本になっています。中学校から大学までは、ブラスバンド部に所属するなど、トロンボーンを吹いていました。

――トロンボーンは楽団の中で、どのような役割の楽器ですか。

 【井上社長】 そうですね、ひとことで言えば、中音でハーモニーの楽器です。いろいろな楽器が集まったオーケストラと、いろいろな人が集まった会社の組織ということでは、たいへんよく似ているのではないでしょうか。まとまらないと、良い音楽を奏でることができませんし、会社では業績を挙げることができません。ハーモニーの大切さを会社経営に生かしていきたいと思っています。

――現在はトロンボーンを手にされることは。

 【井上社長】 今はほとんど手にしていません。かなり、大きい音がでますから近所迷惑にもなります。今は、ゴルフクラブに持ちかえているといったところでしょうか(笑)。

――お見受けすると、そうとうの腕前のようです。

 【井上社長】 台湾に3年間、勤務していたときに、かなりやりましたね。台湾には、多くの、そうそうたる日本の企業が進出されています。現地の日本人商工会議所の役員をやっていました。親睦も兼ねて、ゴルフ大会は活発でした。3年間の勤務で3回優勝しました。ゴルフ以上に多くの方々と、お付き合いさせていただいたことがたいへんよかったと思っています。

■中身の更なる充実に力を入れていく

――その御社の海外展開ですが、最近数年、たいへん活発ですね。

 【井上社長】 そうです。詳しくは、当社の「沿革」をご覧いただければ、お判かりいただけると思いますが、毎年のように海外展開が続いています。国内では、平成19年7月に当社の本社を現在の品川区北品川に移した以外は大きい動きはなく、ほとんどが海外現地法人の設立といった内容です。とくに、中国、東南アジアが中心です。日本企業の中国、東南アジア進出に伴い、合成樹脂の専門商社である当社も海外展開をはかっています。

――状況はいかがですか。

 【井上社長】 たとえば最近では、平成18年2月に東洋インキさんと共同出資で設立したベトナムの現地法人も順調に推移しています。海外事業全体では、数年前までは、ほとんど売上はなかったものが現在では全体の20%程度を占めるまでになっています。今後も海外展開は積極的に取り組んでいきます。ただ、当面は急激に海外を伸ばしてきたため中身の更なる充実に力を入れていきたいと思っています。

――たとえば、どのようなことでしょうか。

 【井上社長】 中国の深センに孫会社があります。この会社が人民「元」での直接取引ができるよう申請中です。このほかにも、現地法人の資本金を充実させるなど体質を強化していきたいと思っています。

■顧客との共存共栄という良い社風

――旧日綿実業(現・双日)から30数年の商社経験でいらっしゃいます。今後については、どのようなお考えですか。

 【井上社長】 双日は総合商社です。総合商社がデパートのような存在に対し、当社は合成樹脂の専門商社で専門店のような存在です。専門店は顧客との信頼関係が不可欠であり、顧客の成長と共に歩むというスタンスが大切です。当社には、長い社歴の中で培われた、顧客との共存共栄という良い社風があります。私は、総合商社から専門商社に移りましたが、合成成樹脂の仕事自体には35年携わってきました。これまでの当社のやり方に磨きをかけていきたいと思っています。社員の皆さんには、会社の発展を通じ「みんなで幸せになろう」と語りかけています。

――国内での販売先はどのような状況ですか。

 【井上社長】 構成比率で申し上げますと、OA・事務機器35%、電子・家電15〜16%、自動車6%、医療7%、建材9%、化粧品等その他と、非常に多岐にわたっています。国内の取引先数としては約1200社、そのうち上位80社くらいで全体の80%程度を占めています。

――「円高」が進んでいます。11年3月期はいかがでしょうか。

 【井上社長】 海外取引は「円」ベースが多いため、直接的には大きい影響はありません。ただ、取引先への円高の影響は心配です。10月以降の下期は読み難くなってきています。去る7月28日に第1四半期(4〜6月)決算の発表時点で公表しました11年3月期は、売上18.8%増の560億円、営業利益10.0%増の7億3000万円、純益8.0%増の4億2000万円、1株利益49.1円、年間配当は年13円の予定です。

――しめくくりに、中期計画など、個人投資家のみなさんにメッセージをお願いしまし。

 【井上社長】 中期経営計画を現在、作成中です。今年11月ころに発表の予定です。先ほど、ご説明しました通り、これからもお客様を大事にした姿勢で取り組んで行きます。株主の皆様には安定した配当を続けることができるようがんばります。ご支援、よろしくお願いします。

――ありがとうございました。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:09 | IRインタビュー