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2010年08月16日

パシフィックネット・上田満弘社長に『中古携帯電話市場への本格進出』を聞く

■パシフィックネットの上田満弘社長に聞く

 携帯電話の普及台数は今や1億台といわれる。「0円」での機種購入が難しくなり中古携帯へのニーズは強い。パソコンでの買取・データ消去・再生・販売において長年の経験と信頼を持つパシフィックネット<3021>(東マ)がその実績をバックに中古携帯電話市場に本格展開する。8月2日に携帯電話等の販売では大手の光通信と合弁会社を設立した。当面、月1500台ていどの販売からスタートするものの、先行きは今、人気のアイフォンをはじめとするスマートフォン、アイパッドなどが中古として出回ることから、早い時期にかなりの販売台数となる見通し。

パシフィックネット・上田満弘社長に『中古携帯電話市場への本格進出』を聞く

■中古携帯は有望なマーケットに拡大

――光通信との合弁会社を設立されました。概要をお願いします。

 【上田社長】 8月2日付けで、光通信49%、当社51%の出資比率で「アールモバイル」を設立しました。資本金は4500万円、本社は東京都大田区です。主な事業内容は中古携帯及び中古スマートフォン等の買取・再生・販売です。社名は「リユース」(再利用)の頭文字の「R」からつけました。

――狙いはどのようなところにありますか。

 【上田社長】 国内の携帯電話の普及台数は1億台ともいわれています。出回っている台数が増えている一方で、「0円」での機種購入が難しくなっているため、購入に当っては金額が6、7万円と出費が嵩むようになっています。このため中古携帯へのニーズは今後、本格的に高まることが予想されます。中古携帯は有望なマーケットに拡大するとみています。

――両社の接点はどのようなところでしょうか。

 【上田社長】 光通信は携帯電話、OA機器、ブローバンド回線、インターネット関連サービスの販売・契約取次を全国展開しています。とくに、両社が今後の中古携帯電話等のマーケットが有望である、ということで認識の一致したことがあります。当社はパソコンを中心として中古OA機器の買取・再生・販売事業を主力として手がけ、全国展開を行っています。とくに、独自の回収システムを活かし情報管理面に対する顧客からの信頼が厚いことがあります。こうした当社のバックヤードの強さを評価いただいたものと思います。

■当社は、あくまでOA機器、携帯電話などに特化した展開

――経済が豊かになれば、消費財の普及が高まり中古市場も活発になります。衣料品から書籍、家電品など、最近は「総合リサイクルショップ」の展開が目立つようです。御社は先行き総合リサイクルショップを展開される、お考えはお持ちでしょうか。

 【上田社長】 総合リサイクルショップを展開する考えはありません。当社は、あくまでOA機器、携帯電話などに特化した展開を行って行きます。ユーザーがパソコン、携帯電話を引き取りに出す場合は、やはり情報が漏れるのではないかという心配がいちばん強くあります。このことについては、当社はデータの消去には万全を期していますし、長年、専門的に手がけてきたことでユーザーからの安心・信頼感があります。とくに、以前は回収・引取の中心を占めていたリース会社からの物が減少し最近では、直接、企業からの回収が増えています。企業がパソコンを買い換える場合、古い機種は産業廃棄物として1台5000円程度の費用がかかっていました。それが、当社へ出してもらうことで1台1000円程度の収入になります。企業にとってはコスト削減のメリットがあります。やはり、企業側としては情報管理面で信頼のあるところに引取を依頼するのは当然です。

――なぜ、今年8月からスターですか。なにか、きっかけはありましたか。

 【上田社長】 携帯の中古マーケットが大きくなることは、以前から分かっていました。ただ、いつから始めるか、タイミングを計っていたら、今年1月から、大阪の家電販売店が、ある1つの店舗で中古携帯の販売を始めました。その後の販売推移を見ていますと、1店舗だけで毎月1000台程度、価格も1台8000円程度で売れているということで、この分野では専門の当社としてはタイミング到来と判断しました。

■先行きの中古携帯電話の販売はかなりの量に・・・

――御社は月間で、どの程度の販売を見込んでいますか。また、先行きはいかがでしょうか。

 【上田社長】 新しい連結子会社は当社と同じ5月期決算で、今期は月平均で1500台ていどを計画しています。パソコンに比べると携帯電話は使用期間が短いことがあります。しかも、あと2年もすると、今、売れているアイフォンをはじめとするスマートフォンやアイパッドなどが中古市場に出回るようになります。また、各キャリアにおけるSIMロック解除もあり、そうなると、アジアなどへの輸出も見込めます。すでに、先を見込んで台北に支店を出しています。こうしたことを見通せば、先行きの中古携帯電話の販売はかなりの量になるとみています。

――11年5月期の連結業績見通しをお願いします。合弁会社の数字は予定されていますか。

 【上田社長】 合弁の連結子会社の数字は入れていません。去る7月に公表の数字が最新のものです。売上37億8100万円(前期比12.9%増)、営業利益1億5700万円(前期比2.6倍)、1株利益2643円、配当は年1100円の見通しです。

――ありがとうございました。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:07 | 新規事業の芽