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2009年12月14日

『得意の画像処理でジャンプアップ』のイメージワン:高田康廣社長に聞く

■イメージ ワンの高田康廣社長に展望を聞く

『得意の画像処理でジャンプアップ』のイメージワン:高田康廣社長に聞く イメージ ワン<2667>(大ヘ)は、創業以来の高い「画像処理技術」を武器に、「衛星画像」と「医療画像」をコア事業として展開する。カナダとフランスの打ち上げた5機の衛星から送られてくる画像の国内販売権を持ち、今後、農業関係での展開が期待される。一方、医療画像で強いフォローの風が吹いている。フイルム画像診断からパソコンでのデータ処理による診断が主流となっているからだ。このデータ画像診断システム「PACS」は既に400ヵ所の医療機関に納入実績を持つ。今年6月に社長に就任の高田康廣社長。内部体制固めを終え、ジャンプアップを狙う。社長就任半年の高田社長に展望を聞いた。

■ジャンプアップのために、社内の基盤固めに力を入れた半年

――今年6月に社長に就任され半年が経過しました。その間に着手された事柄などについてお聞かせください。

 【高田社長】 イメージ ワンに入社して16年になりますが、社長に就任前は医療画像事業部の担当事業部長でした。この半年は、衛星画像、医療画像の事業の打ち合わせに加えて規程類の改定や整備、内部統制などの業務が多かったですね。ひとことで言えば、ジャンプアップのために、社内の基盤固めに力を入れた半年だったと思います。ほぼ、内部は整いましたので、来年の年明けからは、本来、私の得意とする外向きなことに取り組んで行きたいと思っています。

――事業は今、お話のあった衛星画像と医療画像が主力ということでしょうか。

 【高田社長】 そうです。2つが主力事業です。当社は1984年に画像処理装置と電子計測機器の輸入販売を目的に設立され、今年9月決算で第26期を終え、現在は第27期事業年度に入っています。「人の健康、国の安心・安全」の分野において、画像を通じて、お客様の迅速かつ的確な「意思決定」、「意志伝達」を支援し、社会コスト削減に貢献することを使命として、画像処理技術に特化していることが当社の最大の特長であり強さです。

――事業環境としては、どちらの事業に明るさがありますか。

 【高田社長】 幸い、両事業共にこれからの時代を担う事業として大きな可能性を秘めていると思っていますが、とりわけ「医療画像事業」に、大変強いフォローの風が吹いています。08年4月の診療報酬改定による「フイルムレス加算」の施行に対応した、「PACS」市場が急速に拡大しています。PACSは、医療画像保管・配信・表示システムの総称です。皆さんは、X線のレントゲン撮影で経験があると思います。ドクターがデスクの前にX線で撮影したフイルムをかざして診断されています。これが、画像データとしてサーバーに取り込まれ、パソコンの画像で診断したり、患者さんへの説明などに利用されます。

――CTなどの診断ですね。

 【高田社長】 そうです。CTやMRI、もちろんX線などの診断データをサーバーに取り込むことで院内の運用の効率化、診断の質の向上が計られ外部の病院やドクターとネットワークを繋ぐことにより遠隔画像診断や病診連携(地域の病院と診療所)も可能となっています。

■電子カルテの市場は推定1000億円

――市場としては、どの程度でしょうか。また、システムの金額はどの程度ですか

 【高田社長】 電子カルテの市場は推定1000億円ですが、現在、PACSは400億円程度です。PACSの普及率は30〜40%程度です。現在、当社は400ヵ所の医療機関に納入実績があり、シェアは7%程度です。今後、納入件数を増やし、シェア10%を目標としています。金額は大きいシステムでは1件当り4000〜5000万円、小さいシステムで500万円程度です。

――遠隔画像診断は具体的にはどのように行われるのでしょうか。

 【高田社長】 最近はメディアにも取り上げられているので、ドクター不足が社会問題となっていることは、ご承知の通りです。そこで、当社では、画像診断のできる専門医の集団と画像診断医が不足している病院とをネットワークで結び、送られてくる画像を専門医に診断してもらい診断結果を返信しています。現在、CT、MRIの画像を中心に月間で3500〜4000例に達しています。

――最近、話題となっていますマンモ診断も有望でしょうか。

 【高田社長】 そうですね。マンモ検診率が50%を超えると、早期発見によって、乳がんでの死亡率は低下するといわれています。欧米では50%を超えていますし、お隣の韓国も最近では50%を超えたと言われています。日本はまだ10%未満で、今後検診の大切さが広く認知されると受診は増えると思います。その意味で有望な分野です。

■農業関係の分野に期待

――もう一方の衛星画像事業の環境はいかがですか。

 【高田社長】 現在、カナダとフランスの会社が打ち上げた5機の、衛星から送られてくる画像について国内販売権を持っています。今までは防衛・安全保障分野向け販売が中心でしたが今後は地球環境問題などに対応したソリューション事業を複数立ち上げます。

――今後は、どういった分野に期待できますか。

 【高田社長】 農業関係の分野に期待しています。特に水稲作付けの調査や植生分布などを考えると、気象条件に左右されず、雲を通してでも撮影が可能なレーダーを利用したSAR画像が特に有望です。今後も医療画像と衛星画像の両輪でやっていきますが、当面は医療画像が先行します。

――業績見通しをお願いします。

 【高田社長】 10年9月期は、売上25億円と前期比13.1%増の見通しです。営業損益は2期赤字となりましたが、今期は冒頭申し上げた通り、内部体制固めができた効果で、営業利益8700万円(前期7200万円)の黒字の見通しです。早い時期に配当ができるよう頑張ります。年明けには中期計画も発表したいと思っています。株主の皆様には、引き続き、ご支援よろしくお願いします。

――ありがとうございました。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:50 | 明るい未来へ向けて