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2009年11月24日

アーバネットコーポレーションの好調を服部信治社長に聞く

■アーバネットコーポレーションの服部信治社長に聞く

アーバネットコーポレーションの好調を服部信治社長に聞く 投資用ワンルームマンションを主力とするアーバネットコーポレーション<3242>(JQ)は、厳しい不動産業界にあって今期売上は23%増と2ケタ伸長の好調ぶり。一級建築士でもある服部信治社長のマンションへのこだわりで、特に、女性層に圧倒的な人気を得ていることがある。モノトーンのお洒落な外観、カラーデザインの明るく楽しいゴミ置き場など、あちこちに工夫がある。この2年間で同じ広さの部屋を、テイッシュBOX800個分のスペースを工夫し作り上げた。まさに『ワンルームマンション作りのマジシャン』である。

■ワンルームマンション作りのマジシャン

――このほど、増資を実施されました。まず、概要からお願いします。

 【服部社長】 第三者割当方式により、11月12日払い込みで合計9270株の増資を実施しました。割当先は、「Prospect Japan Fund」に4375株、「Permal Long Fund−Japan Fund」に4375株、「(株)明和住販」に520株です。発行価格は1株当り2万1984円で、発行総額は約2億379万円です。これによって、増資後の発行済株式数は4万4286株、同じく資本金は7億508万円強となりました。

――世界的金融不安が最悪期は過ぎたとはいえ、環境の厳しい中で、失礼ですが、よく応じてもらえたという印象ですが。

 【服部社長】 そうです。特に、今度の増資は転換社債方式といった条件のついたものではなく、生株の発行に対して現金で受け取れたことは大きいと思います。当社のビジネスへの姿勢と対処を評価していただいたからだと思っています。2つのファンドは、それぞれロンドン証券取引所とルクセンブルクにおいて公開取引がなされています。両ファンドの投資アドバイサーの親会社は「(株)プロスペクト」で、日本の不動産に専門的に投資しています。このため、(株)プロスペクトと物件等についても情報交換ができるメリットがあります。また、「(株)明和住販」(本社東京都)は、ワンルームマンション販売で多くの実績があり、当社創業以来の重要な取引先です。当社の2009年6月期においても、当社物件5棟の販売契約を締結しています。既に、(株)明和住販は当社の株式を180株保有致していましたが、今回の第三者割当増資を機に一層のパートナーシップを強めて業務提携して行くことでお互いに合意しています。

――御社の、ビジネスに対する取り組みが評価された、というお話ですが、個人投資家の皆さんに、「強さ」、「特徴」などについて、お願いします。

 【服部社長】 私が、「一級建築士」の資格を持ち、開発物件そのものに、もっとも力を入れています。当社は、東京圏に投資用ワンルームマンションの開発・1棟販売を主たる事業としていますが、当社のワンルームマンションは、モノトーンの外観カラー、床・壁のカラーの豊富さ、収納スペースの多さ、特に「ワンルームマンションとは思えない!」と好評をいただいている足の伸ばせる純白の浴槽など、入居者の視線で企画開発しています。特に、入居者に対する徹底的なアンケートの実施と、そこから上がってくる入居者の声を形にしていることが強みです。普通、アンケートは入居前に実施されることがほとんどです。入居後のアンケートは、単に、クレームの喚起で終わってしまうことが多いので忌諱されますが、当社の場合は入居された後の皆さん方にも徹底的にアンケートを実施しています。

――拝見しますと、外観はモノトーン(白と黒)で、お洒落です。

モノトーンは日本人にとって飽きのこない色 【服部社長】 モノトーンは日本人にとって飽きのこない色です。派手さはありませんが、「陰影」をつけることで、お洒落感を表現することができます。当社のマンションは投資用ですから、10年先でも古さを感じさせないことが大切です。床の色も「白」「黒」、「茶」の3色を基本としています。日本の方は外国の方と違って家具を持って引越しされます。3色あれば家具の色と床の色はマッチします。このほかにも、皆さんが驚かれるのはゴミ置き場です。

――どのような点ですか。

 【服部社長】 普通、ゴミ置き場は暗いイメージがあります。当社のマンションでは、ゴミ置場の壁を派手な色を使った、明るく、楽しいデザインで仕上げています。皆さん、「これがゴミ置き場ですか?」と驚かれます。ゴミを出しに行くのが楽しくなる、という声もいただき、きれいにゴミ出しをしてくれるとの管理会社からも感謝されています。

――「浴槽」についても、是非、ご紹介ください。

浴槽 【服部社長】 一般にワンルームマンションのバスは小さくて足を伸ばすことができません。この点に対する不満が、アンケートのなかで特に女性の方から多く寄せられていました。浴槽位置と設計の工夫により、当社の浴槽は十分に足を伸ばすことができます。純白に仕上げていますので、お湯は本当に水色になり、特に、若い女性には、非常に高い評価をいただいています。

――御社のワンルームマンションの部屋が、特別に広いということではないのですか。

 【服部社長】 広さは、ほとんど同じです。要は工夫です。たとえば、洗濯機置き場のスペースは、いまだに洗濯機の上に乾燥機がつくものとして設計されているものがほとんどです。しかし、実際にアンケート等で調べると、ラック式を使っている人は皆無です。このため、多くのマンションでは洗濯機の上のスペースが無駄になっています。当社はその空間を活かして収納スペースを作っています。

――こうした、一つ一つの見直しで、今までと比べて、どの程度広くなっていますか。

 【服部社長】 そうですね、皆さんに分かりやすい数字で申し上げると、25平方メートルのワンルームの場合で、2年前と現在では、「テイッシュBOX800個分」のスペースを生み出しています。

――すごいですね。だから、人気があるのですね。

 【服部社長】 そうです。仮に、同じ地域にあるワンルームマンションなら、まず、当社のものが一番先に入居契約が決まります。当社のワンルームは日本での一番だと自信を持っています。当社はワンルームマンション開発の専門家集団です。

――賃貸ワンルームマンションの見通しはいかがですか。

 【服部社長】 ワンルームマンションに対するニーズということですが、当社の地盤としている「東京」は若い人が集まる傾向がますます強くなっています。しかも、独身者は増える傾向です。このため、当社は、これからも東京圏と横浜の一部を主たる事業の地域として展開します。一方、ワンルームマンションは、年金に対する先行き不安から投資対象とされるニーズがあります。決まった家賃収入が入る魅力が注目されています。

――資金があれば、チャンスということですか。

 【服部社長】 そうです。現在は銀行が不動産関連全般に対し融資の厳格化を継続しています。このため、今回、当社が第三者増資のできた意味は非常に大きいと思います。当社に対する、見方が更に良くなり、当社に対する銀行融資の扉を開けてもらえることにつながることを期待しています。

――足元の業績についてお願いします。

 【服部社長】 当社は今期をリスタートの年として位置づけています。その中で、去る11月12日に第1四半期(7〜9月)決算を発表いたしました。ワンルーム販売会社への契約済1棟販売にもとづく戸別売上を売上計上しております。また、他社開発のファミリーマンションの新築残戸買取再販事業においては、物件不足のなか8月に新規に完成物件(23戸)、工事中途物件1件(24戸)を購入し工事を再開させることにより第2四半期以降の売上実現に向けて営業活動中です。第1四半期の売上高は前年同期に比べ52.4%増の29億1700万円、営業損失600万円となりました。

――10年6月期の見通しはいかがですか。

 【服部社長】 売上高は前期比23.1%増の115億円、営業利益2億6500万円(前期は14億7900万円の赤字)の見通しです。配当は年1500円を予定しています

――締めくくりに、個人投資家の皆さんにメッセージをお願いします。

 【服部社長】 申し上げましたとおり、当社はワンルームマンションにおいて、物つくりにこだわった展開をしています。特に、「外観」、「玄関」、「部屋の収納」、「風呂」の4つについて入居者の方に”感動”を与えることがモットーです。このため、賃料が少しくらい高くても早く売れます。こうした取り組みに対し、プロのファンドの方から評価いただき第三者割当増資に応じていただいたことは大きい意味があります。今後も着実に歩んで参りますので引き続きご支援よろしくお願いします。

――ありがとうございました。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:26 | IRインタビュー