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2009年06月18日

テークスグループ:山本勝三社長に期待の製品『ゆるみ止めナット』について聞く

テークスグループ:山本勝三社長に期待の製品『ゆるみ止めナット』について聞く テークスグループ<7719>(東2)は、期待の製品「ゆるみ止めナット」が大きく伸長。2009年2月期の3.6倍に続いて、今期も60〜70%伸長はかたい見通し。急遽、1億円を投じて設備増強を急いでいる。同社は材料・動力試験機を主力とする。2年前に就任した、外資系金融機関出身の山本勝三社長によって経営体質強化に取り組んできたが、09年2月期に黒字に転換した。山本社長に「ゆるみ止めナット」を中心に聞いた。(写真=「ゆるみ止めナット」をかざし、設備増強を語る山本社長)

■期待の製品『ゆるみ止めナット』が前期3.6倍、今期6〜7割増と絶好調

――個人投資家の皆さんに関心の強い「ゆるみ止めナット」は、どのような状況ですか。

 【山本社長】 「ゆるみ止めナット事業」の売上高は2009年2月期で5億円と、08年3月期の1億3900万円に対し約3.6倍、売上構成比率で8.1%(08年3月期2.5%)です。本格化してきました。

――今期(10年2月期)はいかがでしょうか。

 【山本社長】 現在、製造ラインをサイズによって3号機まで持っています。1号機、2号機がそれぞれ年産576万個、3号機は360万個です。特に、ここへ来て、想定以上に大口径に対する引き合いが増えています。このため、秋頃の稼動を目指して、現在、1億円を投じて大口径専用4号機の設備を急いでいます。10年2月期には大口径が一部寄与してくる見通しです。同事業の今期売上としては09年2月期に比べて60〜70%程度の伸びになると思います。

■電力、道路、鉄道等から『大口径』受注増加で設備増強急ぐ

――すごいですね。背景は。

 【山本社長】 電力、鉄道、道路などからの受注が増えていることがあります。こうした分野は大口径が中心です。今まで、現場での悩みとなっていた、ナットの「ゆるみ」を解消する製品です。たとえば、電力会社の送電線鉄塔は、高い山の峰々を走っています。非常に風が強いため、送電線のゆるみを定期的に点検補修しなくてはいけません。この製品によって、この作業が解消、あるいは軽減されます。本四架橋のワイヤーのゆるみ防止でも高い成果をあげています。動くもの、揺れるものには必ず、「ゆるみ」が発生します。住宅分野からも商談が来ています。

――社長様は外資系金融会社から当社の社長に就任されました。2年以上になるかと思いますが。

 【山本社長】 そうですね。まず、第一に取り組んだことはバランスシートの改善です。次に、主力の試験機事業において、営業体制の拡充、プロダクトの選択と集中に取り組みました。業務構造改革委員会を設置して、スタッフの意識・業務効率化にも取り組んできました。基本は人ですから、この点に、特に力を入れてきたことで、社内の意識は相当変わったと思います。財務体質改善で09年2月期末の現金預金は10億6300万円です。

■改質改善で前期は黒字転換

――09年2月期は黒字転換ですね。

 【山本社長】 09年2月期の売上高は62億1500万円(08年3月期54億6800万円)、営業利益2億2400万円(同3億2000万円の赤字)、経常利益1億9200万円(同4億1300万円の赤字)、黒字転換しました。少し前の当社の第100期(06年2月期)に比べると売上はちょうど2倍です。

――足元はいかがですか。

 【山本社長】 売上の約半分を占める主力の試験機事業は、さすがに100年に1度といわれる不況で受注が減少しました。この影響で、10年2月期は売上54億5000万円、営業利益2600万円を予定しています。ただ、最近は受注に回復の動きがみられます。

――ありがとうございました。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:22 | 気になる新技術