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2009年04月08日

スタイライフの岩本眞二社長に「経営への思いと取り組み」を聞く

岩本眞二社長に「経営への思いと取り組み」を聞く

雑誌・ネット・携帯の3媒体で
若い女性向けファッション商品を販売


スタイライフの岩本眞二社長に「経営への思いと取り組み」を聞く スタイライフ<3037>(HC)は、20、30歳代の女性中心に衣料、雑貨などのファッション関連品を「雑誌」、「インターネット」、「携帯サイト」の3つの媒体で販売。衣料・アクセサリー小売のマーケットは伸び悩んでいるが、このうち「eコマーズ」は拡大傾向を続けている。同社は"ファッション"と"ビューティー"をキーワードに「eコマースのリーディングカンパニー」を目指している。商社出身の岩本眞二社長に「経営への思いと取り組み」を聞いた。

■学生時代から企画が大好きで学生ベンチャーも手がける

――社長様は、商社のご出身だそうですが。

岩本社長
 そうです。双日(旧ニチメン)の出身です。

――商社を選ばれたのは。

岩本社長
 学生の頃からビジネスを企画して創るのが好きで、学生ベンチャーも手がけました。しかし、学生時代の活動は所詮、同好会的なもので、大きくて本格的なものをやってみたい、そのためには商社ならできると思いました。

――いかがでしたか。

岩本社長
 結局は組織が大きいために歯車にすぎないことを身にしみて味合わされました。いろいろな企画を出したもののやらせて貰えませんでした。それならばと、論文に切り換えて提出し5万円の賞をもらったことがありましたが、しかし、企画が形にはならなかった。当時の上司に言われたことは、「10年早い」でした。この言葉で、もういいと自分に言い聞かせ、ひたすらアイディアをため込むことに専念して、ちょうど入社10年目の4月1日に企画書を社長に送りました。

――直訴の心境ですか。

岩本社長
 そうです。社長の顔は入社式の時と、そのほかにもう一度見た程度です。思い切って直訴ですね。でも、私なりに考えはありました。下から上へは、なかなか話が通りません。しかし、サラリーマンは上には弱いのですから、それなら上から行ってみようということです。思惑通りというか(笑)、ともかくやらせてもらいました。

――どのような内容でしたか。

岩本社長
 輸入雑貨を扱う企画でした。当時、わたしは、電子情報本部に籍がありました。本来は雑貨を扱う営業本部のやる内容だったと思いますが、内外価格差が言われていた時期でしたから、この点に目をつけた企画でした。テレビショッピングもやりましたし、それこそドブ板営業で必死に頑張りました。売り上げも増え成績が上がったことで、おもしろい奴がいるということになりました。

――当然、続きのあるお話でしょうね。

岩本社長
 そうです。次は、この会社の前身にも当るのですが、新会社設立の企画です。先ほどの話で一応成功したので、今回は取り敢えずやってみろという事で許可が出ました。そして、1997年にニチメンメディアを設立し、翌年3月に若年女性向け通販雑誌『Look!s』(ルックス)を創刊しました。しかし、eコマースを本格的に始動させる段階で増資を予定しておりましたが、当時、商社も大変厳しい時代で会社からの増資は難しく、また、銀行からも借入できない状況でした。しかし、やりたい一心で、今にして思えば諦めなかったのがよかったと思います。先輩に相談したらベンチャーキャピタルの存在を教えてくれました。10社回ったら、なんと9社までOKで、さらに、ベンチャーキャピタルから評価されたビジネスモデルということで、会社からも出資を受けることができ、eコマース事業を本格的にスタートすることができました。

――お話をうかがっていますと、ご商売が心からお好きな印象です。家系がご商売だったのでしょうか。

岩本社長
 父は、もとは役人でした。最後は独立して商売を始めましたから父の背中を見ていたのだと思います。それに、大阪の出身ですから商売の空気には馴染んでいたと思いますね。

――お父様からは会社を創るときに、何か言われましたか。

岩本社長
 「よく考えるように」とは言われましたが、反対はされませんでした。

■好きな言葉の「諦めなければ奇跡が起きる」を心に厳しい試練も乗り切る

――先ほど、「諦めなかったのがよかった」とおっしゃっていましたが、お好きな言葉としても・・・・。

岩本社長
 そうです。成功するには諦めたら駄目。「諦めなければ奇跡が起きる」と思っています。この会社の立ち上げ、事業を軌道に乗せるまでの過程でも資金繰りなどで大変苦労しました。しかし、諦めなかったのがよかったと思っています。特に、そのことを強く意識したのは、数年前に富山県の女子中学生が当社を見学訪問され、「何か、送る言葉をください」と言われ、とっさに、「諦めなければ奇跡が起きる。」という言葉がひらめき、なにごとも諦めてはいけないと話したことです。その後、これが私自身の座右の銘となりました。

――もう一度、設立当時のお話にもどりますが、前身のニチメンメディアから現在に至る道程を少しお願いします。

岩本社長
 2000年5月にニチメンメディアのネット事業部門が分離独立してスタイライフを設立しました。資本金3億3000万円でした。その年6月に若年女性ファッション衣料を中心に通販を行うインターネットショッピングサイト『Stylife』を開設。2002年にニチメンメディアを吸収合併、さらに、携帯電話の公式サイトにショッピングサイト『スタイライフ☆Look!s』を開設し、現在の雑誌、インターネット、モバイルにおける自社通販メディアを柱とするネット通販会社になりました。そして、2006年に大阪証券取引所ヘラクレスに株式を上場、現在に至っております。

――ネットでの衣料品を手がけられた背景はどのような点でしょうか。

岩本社長
 当時、アメリカでは、eコマースでアマゾンが出始めた頃でした。私のそれまでの体験において、商談の際、消費者の気持ちではなく担当者の気持ちや気分ひとつで決まってしまうことに疑問を持っていました。もっと消費者の気持ちを反映したものでなくてはいけないと思っていましたので、eコマースに触れたときにはこれだと思いました。

――しかし、当時はまだインターネットはまだそれほど普及していなかったのでは。

岩本社長
 そうです。まだインターネットの普及は5%程度だったと思います。しかも、インターネットに接続すれば1分で10円など、従量課金される時代でしたので、商品情報にお金を払ってくれる商品でないとダメだと考えました。また、アメリカでは価格比較サイトも台頭していました。これを見ていますと、価格競争の消耗戦になる心配がありました。従って、価格競争を受ける商品は手がけたらだめだと確信を持ちました。これらのことから、ファッション誌を通じ商品情報にお金を払うことに抵抗が少ない若い女性向けのファッション商品とし、さらに、価格競争を受けにくいブランド品の2つをキーワードとして、ブランド品中心に扱っています。

■海外での事業確立を本格化

――今後の取り組みについてお願いします。

岩本社長
 売上高100億円の早期実現を目指しています。このために次の5つの重点施策の実効性を高めるために「戦略的M&A」、「他社とのアライアンス」を推進します。(1)既存コア事業の強化・拡大=マーチャンダイジング力、カスタマーズ力、編集・企画力、プロモーション力による顧客数の拡大と顧客単価の向上、(2)客層の拡大=M&Aなどにより、新たな「世代・性別・嗜好」の顧客と新規ブランドの獲得を加速。さらに「コスメ商品」などの新アイテム投入を促進、(3)新たなメディアの開拓=「ブランドブック」など自社メディアの拡充と既にコミュニティが構築されているメディア(ファッション雑誌など)との提携強化、(4)海外市場での事業確立=香港、台湾、中国での展開を加速。既に、香港では「Look!s」は日本ファッション誌の中でトップクラスの人気となっている。(5)新たな収益基盤の構築=連結グループ全体で新規事業の育成強化、です。

――企業のイメージとしてはどのような姿でしょうか。

岩本社長
 衣料・アクセサリー小売業の市場規模はここ数年、12兆円台で伸び悩んでいます。しかし、このうち、EC規模はこの間320億円から570億円へ増加、今後も増加拡大の見通しです。当社はファッションとビューティーをキーワードに「eコマースのリーディングカンパニー」をめざします。

■まず売上100億円目標、連結配当性向30%目処に株主へ利益還元

――締めくくりに個人投資家の皆さんにメッセージをお願いします。

岩本社長
 当社は経営理念に5つの満足を掲げて社会に奉仕することを打ち出しています。「お客様の満足」、「取引先の満足」、「株主様の満足」、「従業員の満足」、「企業の満足」です。お客様満足を第一に掲げていますが、企業の繁栄のためにはお客様に支持されることが大切です。その結果、企業価値を向上させ株主様の満足にお応えすることができるとおもっています。
 また、株主様への利益還元につきましては、経営の最重要課題のひとつと認識しております。
 配当につきましては、安定的に継続することを基本とし、配当額の決定に際しては、連結配当性向30%を目処とすることを一つの指標としております。
 さらに、株主様への利益還元と当社の事業内容をより深く理解していただくことを目的に株主優待制度(当社サービスで商品購入後に対象金額をキャッシュバックする優待券の発行、雑誌「Look!s」、「大人Look!s」の贈呈)も実施しております。
 今後も引続き株主様のご期待にお応えできるよう努力してまいる所存です。
 株主、投資家の皆様におかれましては、是非とも当社を応援していただけますようお願い申し上げます。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 17:23 | 人・思い