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2009年02月12日

不況を追い風に業績を伸ばす夢真ホールディングス

【個人投資家向け決算説明会】探訪

■大手ゼネコンのアウトソーシング化で需要増

夢真ホールディングスホームページ 夢真ホールディングス<2362>(HC)は、9日に個人投資家向けの決算説明会を大手町で行った。
 同社は2003年9月に大証のヘラクレス市場に上場後、05年4月から組織をホールディング化し、朝日エンジニアリングの買収を手初めとして次々とM&Aを開始。それに伴い、売上高も04年43億4800万円、05年64億9900万円、06年415億5400万円と急拡大したが、反面で有利子負債も急増した。06年9月期の有利子負債は237億円。そこで、M&Aにより買収した10社を建直し、負債を返済するには時間が掛かると判断し、07年よりM&A政策を改めて、事業の原点である建設現場の監督派遣業の事業だけを残し、それまで買収した企業の売却を開始した。
 2007年の好景気に沸いた不動産業界で、次々と企業売却を行った。今から思えば、この時期だからこそ企業売却が出来たのであって、もう1年遅かったら売却出来たかどうか疑わしい。しかし、決断と実行が早かったため、08年10月には夢真コミュニケーションズ(旧社名ブレイントラスト)1社を夢真ホールディングスに吸収し、子会社の整理は完了した。業績も07年9月期の赤字決算から、翌年9月期は黒字転換し、復配も実現している。有利子負債も31億円まで減少し、自己資本比率も06年の3.3%から34.3%と大きく改善して財務体質の健全化も急速に進んでいる。

■「M&Aの整理は終了、リターンを得る時」と佐藤眞吾会長

 個人投資家説明会に出席した佐藤眞吾会長は、「前期中にM&Aの整理は終わりました。今期はリターンを得る時だと思っています。M&A政策を採ったことで、財務的に無理をしましたので、監督派遣業務だけを残し、残りは売却しました。業績は回復し、前期の経常利益は4億2600万円で、最終黒字となりましたが、今期も順調で、経常利益6億5200万円を見込んでいます。M&Aの整理が終わり、時間もありますので、機関投資家を回るとノーサンキューと最初は断られますが、話を進めるうちに面白いねと関心を示してくれます。まだ、夢真ホールディングスをM&A会社で失敗した赤字会社だと思っている人も多いようです。
 本日9日、1月月次の売上高を発表しました。計画より1200万円ショートしましたが、利益は6600万円を上回っています。業績はかなり上振れると思っています。中間の上方修正を発表しましたが、通期は修正しませんでした。というのは、100年に1度といわれる不況の影響について、4月の状況を見ると通期を見通せると考えているので4月を待って、場合により通期の業績予想修正を出そうと思っています。」と語った。
 これまで借入金を返済していることから銀行の信用度も高い。しかも派遣料は月毎に入金されるため、資金面での不安は少ない。また、人材派遣といっても1000社以上の業者が入る工事現場で職人に気持ち良く働いてもらうようにする知識・知恵が要求される技術者派遣で、工場で作業する一般派遣とは全く違う。しかも、この不景気で、大手ゼネコンも現場監督の出来る人材を採用せず、アウトソーシング化しているため、同社の需要は大きく、不況を追い風に業績を伸ばしていると言える。
 通期業績予想は、売上高62億5000万円(前期比11.7%減)、営業利益6億8000万円(同38.9%増)、経常利益6億5200万円(同75.5%増)、純利益6億300万円(同72.8%増)、一株当り純利益8円72銭と減収、大幅増益を見込む。
 しかし、1月で既に第2四半期の上方修正を発表しているように、業績は計画を上回るペースで推移している。通期の上方修正も予想される。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 11:16 | 決算説明会探訪