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2008年10月01日

鈴茂器工の小根田育冶社長に今後の方針と海外展開を聞く

鈴茂器工の小根田育冶社長に聞く

ベースは「市場への貢献」と「高付加価値」
着実に業績を伸ばす


鈴茂器工の小根田育冶社長に今後の方針と海外展開を聞く 米飯加工機、鈴茂器工<6405>(JQ〉の小根田育冶社長は、製菓業界や包装業界で技術や営業などの経験を積み、その後、寿司ロボットを開発したことで、当初の数年は業績を急激に伸ばしたが、その後は意識的に伸長をセーブしてきたという。
「市場に貢献すること」
「付加価値をつけること」

を基本方針としている小根田社長に、今後の施策を聞いた。

食の生産現場の安心・安全へ貢献
除菌剤メーカーを子会社化、シナジー創出へ


――「市場への貢献」とは、具体的にはどのようなことでしょうか。

小根田社長
 たとえば食の安心・安全が挙げられます。昨年11月に、アルコール系洗浄剤・除菌剤の製造販売を行なっている、セハー・ジャパンを完全子会社化しました。寿司などの生産現場の確実な衛生管理を含めて提案できる体制を、来年、本格スタートします。シナジーも来期から出てくるはず。しっかりと結果を出していきます。

――では、御社の「付加価値」とは。御社は寿司ロボットの嚆矢ですね。

小根田社長
 当社は寿司ロボットのパイオニアですが、追随他社は数社あります。
 1981年に当社が初めて、寿司ロボットを開発・商品化しました。以降、寿司の大衆化が始まったといっても過言ではないでしょう。それまで、寿司はハレの日に食べるものでした。今は好きな時にいつでも食べられる商品になりました。
 当社の場合、機械を納入するだけでなく、商品指導、アフターサービスまで含めたトータルシステムが、高い顧客満足度と信頼をいただいています。また、全国の拠点にサービスマンを配置し、24時間365日稼動しています。他社にないサービス体制です。
 安いものを大量に売る市場ではないので、開発力をはじめとした高い付加価値で、適正な利益を得て、着実に成長を続ける会社でありたいのです。

展示商談会『スズモフェア』を全国で開催
ニーズを掴み、海外アピールのノウハウも


――新製品などの展示商談会『スズモフェア』も、御社の特徴です。

小根田社長
 20年にわたり、スズモフェアを全国7ヵ所で開催しています。取引先等を招いて新製品などを見ていただく展示商談会ですが、製品を販売する場としてだけでなく、市場ニーズを掴み、情報をキャッチする場として位置づけています。
 米飯は主食であり、米飯加工機の需要そのものがなくなることはないでしょう。しかし、時代や経済環境などの変化で、市場のニーズは変わります。どんな市場環境となっても、ニーズに合った製品開発を行ない、利益が出る製品づくりをしていきます。

――スズモフェアのノウハウは、海外市場へのPRにもつながっているそうですね。

小根田社長
 今年7月に北海道で開かれた洞爺湖サミットでは、プレスセンターのレストランにて寿司ロボットの実演を行い、1週間の期間、2会場合わせて4000〜5000人の関係者に来場いただき、寿司、海苔巻き、おにぎりなどをお出ししました。当社から4人出たスタッフは、食事の休憩時間も取れないくらい忙しかったようです。
世界のメディアにアピールすることが出来ました。これから成果となって出てくると思います。世界に寿司文化を発信・普及したいという当社の考えがひとつの形になりました。
 これまで、各国の大使館などを通じ、海外・外国人へ向けて寿司文化をPRしてきました。そうしたなかで、今回、協力を依頼されたのです。
 当社は国内のスズモフェアなどの展示会や、海外向けのイベントなどで、こうした催し事についてのノウハウを蓄積しています。
 また、社会貢献の一環として、新潟地震後には、仮設住宅で寿司を提供したり、各地の農業祭等におにぎりや海苔巻の機械を持ち込み実演を行っています。

いま世界で見直されている「米飯主食文化」
自分の目で見て、現地に合った商品づくりを


――海外展開についてお聞かせください。

小根田社長
 アメリカ・カリフォルニア州に、現地法人・子会社のスズモインターナショナルを設立しました。
米飯主食文化を世界に広げることを目指しているのですが、あくまでその地域に合った寿司づくりを考えています。
 たとえば、以前、東南アジアで1コ50円の包装寿司を計画しましたが、売れませんでした。調査してみたところ、現地の平均収入などから、25円なら売れることが判りました。コメや魚など、現地の材料を使うことで、現在、1コ20円でも利益が出るようになり、普及が進んでいます。当社の場合、ただ機械をつくって売るだけでなく、どんな商品をつくるかまでも、現地の協力会社等と一緒に考えるのです。
 普及させるために、実際に現地へ赴き、自分たちの目で現地の状況を見て「これなら売れる」という商品をつくる。世界展開のうえで、高付加価値をつけ、包括的に提案できる体制は、当社の強みなのです。
現在、売上高に占める海外の割合は14%です。3年後にはこれを20%へ引き上げていきます。

――小麦やトウモロコシ相場の高騰で、コメという穀物が見直されていますね。

小根田社長
 これまで減反政策で田んぼが減ってきました。日本の食糧自給率は40%を割る低さです。コメの量産と輸出できる仕組みが必要だと考えています。量産すればコストをある程度下げられるし、日本のコメは質が良く、美味しいので、国際競争力があります。
 世界で、また国内でも、安定供給、安定価格の穀物として、コメの価値が見直されてきました。
 今後、アフリカや中東など、各地へ展開していきます。それぞれの現地で「おいしい」と思っていただけるものをつくる。直販を基本とし、市場ニーズを直接つかみ、オリジナルなノウハウを持ち、継続性をもって展開していくことにより、米飯主食文化を、世界で確実に普及させていきます。

――最後に、投資家の皆様へ一言、お願いします。

小根田社長
 投資家の皆様が前向きに買えるように、流動性を高めることも必要だと考えております。
 確実な利益・配当金を出していますが、今後は優待についても検討していきます。
 近年、「米飯」は世界で注目されています。今後も寿司ロボットを核に、米飯主食文化を世界に展開し、売上・利益とも、確実に伸ばしていきます。


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:09 | IRインタビュー