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2008年07月16日

イメージ ワンの梨子本紘社長に「経営への思いと展望」を聞く

イメージ ワンの梨子本紘社長に「経営への思いと展望」を聞く

地球の地盤変動を観測監視し国民の安全・安心に貢献する
「衛星画像事業」と健康に貢献する「医療画像事業」を展開


イメージ ワンホームページ イメージ ワン<2667>(ヘラクレス)は、「衛星画像事業」と「医療画像事業」を展開する。難しい事業のようだが、われわれにとって大変身近な「安全・安心」と「健康」に関係した分野の事業である。画像処理によって地球の地盤を監視し防災、環境対策などに貢献。医療画像処理によって診断を行う。このほど、国際航業ホールディングスと提携、世界における地図作成ビジネスに本格的に展開する。「画像」(イメージ)技術で、ナンバーワンを目指すという、梨子本紘社長に「経営への思いと展望」を聞いた。梨子本社長は会津の出身で、会津の教えである「什の掟」は守って行きたいという。

衛星画像、撮影のデータから情報を抽出する技術が強さ
中国四川省地震では増加するダム水量を観測し対策に貢献


イメージ ワンの梨子本紘社長に「経営への思いと展望」を聞く――イメージ ワンという社名には、どのような思いが込められていますか。

梨子本社長
 イメージは「画像」の意味です。数字、文字は大切な情報伝達手段ですが、われわれは、それ以上に重要な画像や画像情報を作るための画像処理をメインとした事業を展開しています。そして、このビジネスにおいて、1番になることを目指してがんばって行く、という意味を込めています。

――1984年の設立でいらっしゃいます。「沿革」と「事業展開」ということで、お願いします。

梨子本社長
 「視覚情報」の重要性に着目しました。目で見えなかった世界が見えるようになるという画像処理技術の大いなる可能性から出発した会社です。画像処理装置と電子計測器の輸入販売を目的として渋谷区代々木にイメージアンドメジャーメントを設立しました。1991年に地球観測衛星画像処理システムの取り扱い、1993年に医療画像処理用ハードウェアとソフトウェアの取り扱いを始め、現在の2大主力事業の基礎を築きました。2000年に現社名へ変更、ナスダックジャパン(現在の大証ヘラクレス)へ株式を上場しました。2001年に衛星画像を活用した地盤沈下・地滑り観測情報の販売開始、地域医療機関支援のための医療画像情報システムの販売を始め、2005年には対テロ需要増大に対応して画像処理技術を活用したセキュリティ事業にも参入しています。

――地球観測と医療が大きな分野ということでしょうか。

梨子本社長
 そうです。「健康」と、「安全・安心」の分野に焦点を当てています。健康は病院でのCTなどの診断画像関係です。安全・安心ということでは、地球観測衛星を使って地球の表面を観測監視しています。とくに、衛星画像のデータから情報を抽出する技術が当社の強いところです。中国四川省の地震では、撮影だけではなく、増加するダムの水量の変化を観測して対策に役立てたと考えています。年数ミリ単位で変動する地盤を把握して防災、環境対策など国の安全に貢献しています。

――基本的なことで恐縮ですが、衛星には、いくつくらいの種類があるのでしょうか。

梨子本社長
 4つあります。@「雲」などを撮る、おなじみの気象衛星があります。赤道上空の静止衛星です、A放送・通信衛星は、鏡のようなもので、地上からの通信電波を反射させて地上で受信します、BGPS。位置情報に使います、C地球観測衛星は周回衛星とも呼ばれます。大体、2〜3週間で周回します。この地球観測衛星が当社の分野です。

――社長さんは、小さい頃から、こうした分野にご関心が強かったのですか。このお仕事との出会いをお願いします。

梨子本社長
 私は18歳まで会津で育ちました。上京して、日本電気に入社、コンピューターの設計を担当しました。10年間、お世話になって、28歳のときに東陽テクニカに入り、輸入品の電子計測器を担当したことで、海外メーカーとの取り引きに興味を持ち、海外業務も増え、この時に、画像処理と出会いました。そして、写真やテレビ映像から情報を取り出す技術、たとえば、画像処理を使った非破壊検査を日本へ持って来たい、という思いが強くなって38歳の時に会社を創りました。以来、「計測」プラス「画像」のビジネスを手がけてきました。

国際航業ホールディグスと提携強化、世界での地図作成ビジネスに本格的に展開へ

――そして、今年6月に国際航業ホールディングスが、筆頭株主となられましたが、これは、どのような理由ですか。

梨子本社長
 それまでは、当社の第2位の株主でしたが、今年2月に業務提携を締結したことで、関係をより強固とするため筆頭株主となっていただきました。国際航業ホールディングスの持株議決権比率は、6月24日付けで33.05%(従来は19.99%)となっています。

――業務提携の内容についてお願いします。

梨子本社長
 衛星画像ビジネス分野での提携です。国際航業グループが持っています航空写真測量・図化技術及び環境・防災分野の技術サービスと、当社が権利を有しています複数の地球観測衛星のリソースならびに画像処理技術の融合により、次世代の空間情報市場を形成し、顧客ニーズに合った画像サービスを迅速かつ安価に提供することを目的としています。

――もう少し、提携の「背景」についてお願いします。

梨子本社長
 当社は現在6機の衛星から取得される衛星画像の国内独占販売契約を持っています。これらの衛星が撮影、収集した世界中の衛星画像データを提供できる体勢を構築しています。特に、当社の経験と技術は、衛星画像データの提供並びに解析して目的に合った最新情報に加工することによって、環境保全や防災対策、農業推進、海洋調査、国の安心・安全のための監視など幅広い分野で活用されています。しかし、一方では、衛星画像を取り巻く環境は衛星画像データ販売を中心としたものであり、データから抽出した付加価値情報サービスの市場はまだ成熟していません。国際航業グループと提携することでさらなる付加価値情報サービスを提供できることになります。

――具体的な業務提携の内容はいかがですか。

梨子本社長
 まず、当社の衛星画像データと国際航業グループの航空写真、レーザーデータ等を組み合わせて作った情報の共同技術開発があります。次に、当社の衛星画像データと国際航業グループの環境、防災分野の技術とを組み合わせた共同サービス事業の開発です。もうひとつは、国内及び海外の市場開拓並びに画像付加価値情報サービスの構築に向けた共同企画の立案です。

――国際航業さんは、戦後、荒廃したわが国の国土復興に必要な地形図を整備するという使命のもとに創立された会社、と認識しています。われわれ個人投資家は、国際航業グループの地図ビジネスと御社の衛星ビジネスが結びついたものと、理解してよろしいでしょうか。

梨子本社長
 そうです。航空写真では制限があります。とくに、海外では難しいですね。衛星画像なら、この点の制限がありませんから地図作成には威力を発揮します。とくに、海外での地図作成ビジネスで国際航業グループと共に力を入れていきます。また、1〜2年のうちにはカーナビ等コンシューマー向けコンテンツ提供でアライアンスを組みたいと思っています。

――提携による数字面の効果はいかがですか。

梨子本社長
 国際航業グループとの当面の協業内容と協業による売上目標は、大きくは次の通りです。@光学・レーダ衛星画像による海外地図作成は2009年9月期1億5000万円、2011年9月期で1億9000万円、A次世代光学衛星画像データ事業が2009年9月期2000万円から2011年9月期で2億円、B海上監視情報提供サービスは同じ期間で5000万円が1億3000万円、C地表面変動解析は8000万円が1億3000万円の目標です。合計では2009年9月期で3億円、2011年には6億5000万円の見通しです。

「1カルテ1患者の世界」実現のためのシステム・サービスプロバイダーを目指して医療分野も積極展開

――医療画像事業についても概要をお願いします。

梨子本社長
 診療報酬改定により実質的な「フィルムレス加算」が今年4月施行されました。診療録のオンライン外部保存を民間企業に同じく4月から解禁となりました。特定健診、特定保険指導の施行による健診受診者の増加が見込まれる、という最近の背景があります。「1患者1カルテの世界」実現のためのシステム・サービスプロバイダーを目指して取り組んで行きます。遠隔診断支援サービスでは年間25万件を目指しています。

――業績全体についてお聞かせください。

梨子本社長
 2009年9月期は、売上高31億円、営業利益1億1000万円を目標としています。2010年9月期は売上高36億5000万円、営業利益2億円、さらに2011年9月期で売上高43億円、営業利益で4億円の目標です。部門別では「衛星画像事業」が2009年目標15億円、2011年で22億円。「医療画像事業」が2009年目標14億円、2011年で19億円の見通しです。

――個人投資家の方々には、どのようなことを望まれますか。

梨子本社長
 長い目でのご支援をお願いしたいと願っています。衛星画像、医療画像といった難しい分野に受け取られがちですが、冒頭でも申し上げましたように、「健康」と「安心・安全」という、皆さんに身近な分野ですから、ぜひ、ご理解を深めていただきたいと思います。

出身地・会津の教え『什の掟』を守る人生と経営

――お好きな言葉をお願いします。

梨子社長
 会津の出身ですから、会津の「什の掟」は守って行きたいと思っています。

――什とは、仲間という意味があるそうですが。

梨子社長
 そうです。6歳から9歳頃までに教えられる言葉ですが、「年長者の言うことは聞かなくてはいけない」、「年長者にはお辞儀をしなくてはいけない」、「嘘を言ってはいけない」、といったことから成りますが、「ならぬものはならぬ」が締めくくりです。

―ありがとうございました。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 16:01 | 人・思い